発電菌土壌センサ
本実験キットでは、土壌に生息する微生物(発電菌)を
利用した発電の実験ができます。
センサを無線タグモジュールに接続し、微生物が発電すると、
無線タグモジュールがBLEのBeacon信号を送信します。
土壌発電実験
下図は簡易的な実験の接続例です。
センサは、SGLカーボン社のカーボンフェルト(GFA10)を使用しています。
土壌作り
発電菌は肥沃な土壌に生息している微生物です。
商品ではありませんので、本実験キットには発電菌は同梱しておりません。
土壌の微生物は環境依存が大きく、発電させるための土壌作りには時間を要します。また、発電量も安定しない事が多いです。
以下の点に注意して土壌作りを行ってください。
- 乾燥した土壌を使わない。
- 発電開始後も土壌を乾燥させない。
- 養分の多い(多様な細菌を含む)土壌を利用する。水田の土壌がより望ましい。
園芸用の培養土なども有用な可能性がある。 - 土壌に糖分やミネラルを多く含む水を与える。
- 水道水は与えない。
- 土壌にベビーリーフ等の葉菜類(植物)を植え育てる。
無線タグモジュールの使い方
本実験キットに同梱されている無線タグモジュールは、非常に小さいマイクロワットレベルのエネルギーを集めて蓄電、昇圧してBLEのBeacon信号を送信する機能を有しています。
0.35V(30uA)程度の微小電力でも集められればBeacon信号の発信が可能です。